実現しようとしているのは、病気や障がい、世代や立場に関係なく、心地よくいられる「居場所」創りです。
いわゆるサードプレイスを意図して創る取り組みです。

とはいえ、これからの人口構成を考えると、自然とメインターゲットは高齢者になっています。

カフェ併設

待合室とカフェの座席は兼用のため、境い目はありません。一見すると「カフェ」です。
よく見ると診療所だったという感じです。
カフェは「居場所」そのものですが、例えば初期認知症の高齢者を、家族が連れてきやすくするための工夫でもあります。実際に連れてきやすいようで、他の病院には連れていけなかったという方を既に何名か継続的に診ています。もちろん、認知症の診断をしますし（MRIは他院にお願いして共同利用で算定しています）多少の薬物療法もしますが、診断後大事なのは、ご存じの通り薬物療法ではなく、本人そしてご家族が「相談できる場所」です。そういった場所にだんだんなってきているのは実感しています。